図書館・情報学に日々触れていると,周囲に集まる人たちも自然と図書館・情報学に関係する人たちが多くなります。
先日,図書館と疎遠な業界の人たちにお会いする機会があったのですが,ほとんどの人(同席した10人程度すべて)が,「図書は本屋かアマゾンで買う」,「図書館なんかには行かない」,「今,言われて図書館を思い出した」というのです。
「あぁ,そうなんだなぁ」,「図書館“なんか”・・・行かないんだよなぁ」と思いました。
そういえば,以前,前職の方々(十数人)にお会いした際にも,同じようなことを言われたような気がします。たしか,定期的に図書館に行くのは,1人くらいだったような。。
図書館に関連する業界で働く人たちにとって,これらの言葉は非常に重いものです。よく比喩で使われる「茹でガエル(蛙)」にならないように,利用者の声に耳を傾け,危機感を持ってことにあたらなければなりません。
たしかデータ上は,公共図書館の利用者は年々増えているようですが,それらの数字(データ)と日頃の経験(周囲から見聞きすること)が一致しないことに違和感を感じます。こうした違和感,あるいは不安感はだいたいあたるので怖いです。私の周囲に,たまたま「図書館なんかに行かない」人たちが集まったのであれば,よいのですが。